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27 April 2009

駄菓子屋さんの利益を考えた

ドン・キホーテで当たりつきガムを購入しました。1,080円なり。
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昔懐かしい10円で一回できるあのガムですよ。よくお店のレジのところにあって、「おばちゃん、ガム一回ね」とか言って、箱の右についているプラスティックのバーを押すと、丸い玉のガムがコロコロとパチンコのように転がって出てきて、ガムの色で当たりとか外れとかになる、アレです。

ドン・キホーテで買ったこのガムにももちろん当たりが含まれています。

丁度この箱の裏面に当たりの概要があるのですが、それを見て、駄菓子屋さんはぜんぜん儲からない商売だったんじゃないかなと思ったところでした。昭和のあの時代にはよく成り立っていたなあ、と思うのでした。

裏面にはこんな風に書いてあります。

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私は 1080 円で購入しました。駄菓子屋さんも同じ額で購入していたとしたらどうなるのか。
当たりの総額530円は53個のガムに転換されているということなので、駄菓子屋さんは1610円でこのガムを完売することができます。仕入れは1080円ですので、1080÷1610≒0.67なので、七がけくらいでなわけですな。
でも、実際には530円分はお客さんに当たりとしてそれ相応の商品と交換するわけだから、お店としては53個のガムは利益にはならないですね。このガムと交換するわけではないので、粗利益の低い商品とか選ばれると悲しいことになるわけですね。
ということで、粗利益の高い商品との交換を期待していれば、わずかに利益が出ることになりますね。だけど儲けはわずかです。

などと考えていたら、小さな駄菓子屋さんのおばちゃんはあんまり子供たちのために頑張っていたんだろうなあと思いました。ありがたかったなあ。
基本的にはガムだけじゃなくて、プラモデルやら文房具やら多種多様な商品を取り揃えていたので、お店の中の商品点数をうまくバランスして、回転のいい商品を増やして、ってやっていけばそこそこの売り上げを作ることはできると思いますが、子供の興味も高額になっていくと冒険した商品も置けなくなりますから、なかなか厳しいことになっていったのかな、と想像しました。

まあ、なんだかんだ言っても、このガムは結構うまい。

4103064315 朝令暮改の発想―仕事の壁を突破する95の直言
鈴木 敏文
新潮社  2008-01

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