ユーザ見えはどうなのよ?
って、よく言われます。
バグがあったときに、そのバグについて説明しようとすると、デベロッパの視点からするとバグが発生しているステートメントを指したくなるので、つい「ループカウンタのインクリメントが正しくない条件があった」とか言ってしまうのですが、それでは「ユーザ見えはどうなのよ?」ってことを考えると、回答が変わります。「100件登録までしか登録できないのに101件目を登録することができる」というような回答になります。そのプログラムへの接し方が異なるのだから視点が変わるのは当然です。言い方も変わります。伝わり方も変わります。
ここでの肝はステークホルダを意識することです。デベロッパ同士では、「いや~変数の初期化を忘れた。www」で話が済むのですが、この話はプロジェクトマネージャには伝わるでしょうか?プロジェクトマネージャは要件を満たしていることの方が重要なので、変数とか細かいことはどちらでも良くて、むしろ影響度や修正に関する作業量の方が気になります。
なので、プロジェクトマネージャには「バグの発生条件はmmフィールドにnnという値が入る場合のみで、nnという値が選択されることは現時点ではありませんので、当面の影響はありません。しかし将来を考えてyy月dd日までに修正します。」とか言ってみるとプロジェクトマネージャは安心二重丸だったりします。エンドユーザ向けにも似たように説明することで安心感が生まれます。
ここでの例はプログラムに接する面が異なるために視点が変わっているわけですが、プログラムに限らず、全ての物事にいえることですね。
複数の人が関わり、さらにその先の人々が関わり、誰が何を求めているかを考えて、その人たちに合った回答を用意すること。それがステークホルダを意識することだと思います。
で、このエントリについて「ユーザ見えはどうなのよ?」
# いまひとつ説得力のないエントリだな。。。
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